小説『僕は彼女を愛しているけど彼女は『僕』を愛しているらしい。』裏話 第6回

『僕カノ』裏話、ついに最終回です!


更新が遅くなり、すみません。

TAMAコミや文学フリマ東京37の準備にてんやわんやしていたら、いつの間にか前回の更新からこんなに時間が経っていました(白目)

お待たせしてしまい、本当に申し訳ございません。


でも、待っていてくれて、ありがとうございます。


さて、裏話の最後は「執筆BGM」について話をしていきます!

作者がどんな楽曲を聴きながら本作を制作していったのか、気になる方はぜひチェックしてみてほしい回なんだぜ!


最終回 裏話 テーマ『執筆BGM』

執筆BGM。

いわゆる、執筆中にかけるBGMのことですね。


人によっては「執筆中に音楽なんて流してらんないよ!」という場合もあると思いますが、勝哉は執筆中はガッツリ音楽をかける派です。


なんだったら、作品ごとにイメージソング(概念)を選曲するし、キャラクターの心情描写はほとんど音楽を参考に作っていたりします(笑)

私は、概念ソングを捻出する系ヲタク……。


とはいえ、正直、本作を最初に書いてからすでに5年以上の時が経っているせいで、「はたして本当に、この曲を聴きながら書いていたんだっけ?」と作者自身も怪しいところがあったり(冷や汗)


ですが、推敲時や編集作業時に、ぬゆりさんの「命ばっかり」をよく聴いていたのは今でも覚えています。

実際、今回のWeb連載の際も、この曲を聴きながら作業させていただきました。


ぬゆりさんは、ボカロ好きな方ならお名前を聴いた事がある方かもしれませんね。

「ロウワー」や「フィクサー」、「フラジール」が有名かと。

ずとまよこと、ずっと真夜中でいいのに。のデビューソングを作曲・編曲した方でもあります。


近年はLanndoの名前でソロ活動をしているので、そちらの名前で知っている方もいるのかな。


「命ばっかり」はボカロ曲ではあるのですが、ぬゆりさんご本人によるセルフカバーやいろいろな方の歌ってみたもありまして。

今回は、ぬゆりさんご本人歌唱版と伊東歌詞太郎さん・Eveさんの歌ってみた版をよく聴きながら推敲・編集をしていました。


歌唱版を選んだのに深い理由はない……のですが、主人公が男の子だったので男性声を無意識に求めていたのかもしれません。

ボカロ版は花ちゃん(Flower)と結月ゆかりなので、女性ボイスなんですよ。


実際、本作の「雰囲気」は、ほとんどこの楽曲を参考に形成させていただきました。


推敲では作品の物語を深めること、編集ではその深めたものを壊さずに本( or Web)という媒体で読んだ際に「読みやすい」と感じる見た目に整えることを目標にやっていたので、それぞれの過程を行うにあたり初期と原稿を変えてもブレない「芯」のようなものを用意しておきたかった部分がありました。


これは個人的な持論ですが、こうした何があっても変わらない「芯」というのは、いわゆる作品の「雰囲気」に直結するのではないかな、と思っています。


芯の実態は「物語のテーマ」でもいいですし、「こういう作品を書きたい!」という欲望なんかでもきっといい。

そうした「この作品だから」というブレず揺れずズレない何かがあることで、その作品独特の雰囲気を作り上げてくれ、時には「個性」や「作風」なんて呼ばれたりするようになるのかもしれない。


ただ、そういうのって、実際に作品を書いてる内に変わってきてしまう部分があるとも思うんです。

いい変化の場合もあるかもしれませんが、ぶつかった壁の大きさで最初にあたためていたお話とまったく違うお話になってしまった、というような場合もきっとあるでしょう。


実際、私も後者を理由に公表できてない・最後まで書ききれてない作品は数多く存在しています(遠い目)


そうした書き損じが起きてしまわないよう、そして本当にこのお話で書きたかったものを忘れないよう、作品の雰囲気の参考に楽曲を聴かせていただいてました。

「特に、どこそこの歌詞に強く影響を受けて、このシーンを書きました」といったものはないのですが、楽曲の持つほの暗い雰囲気のすべてが、そのまままるっと本作に大きな影響を与えてくれた気がします。


と、いうわけで、気になる方はぜひ楽曲を聴いてみてください!!!!


最後に

以上で、『僕カノ』裏話の連載は終わりです。


ここまでお付き合いくださった皆様は、ありがとうございます。

週一連載+裏話連載とか酔狂な連載形式だったのに、ついてきてくれて、感謝の極みしかありません。

最終回なんて、更新までこんなに間が空いちゃったしね(白目)


第1回めの裏話でも話したように、本作の連載はこの作品を面白いと言ってくださった方々の存在がエネルギーになり始まったものです。

実のところ、最終回更新まであんまり時間が空いちゃったので、「今さら更新するのも遅いかなぁ」と不安があって、ちょっと書き出すのを渋ってしまっていたのですが、「実は読んでいます!」と言ってくださった方々がいて、「遅いかもだけど、最後までえやり通すか」となんとか元気を取り戻せました。


本当、人に活かされてばかりの自立精神低めの創作ライフで申し訳ない(苦笑)

でも、もしよかったら、今後も寄りかからせてください。

その言葉が勝哉のエネルギーになります。


なお、次回の連載作については現状未定です。

文学フリマ東京37が近づいているため、現在はその準備が優先になっていまして……。

そちらが落ち着き次第、また改めて考えようと思います。


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