今週の創作の進捗報告をする時間がやってまいりました。
というわけで、まずは簡単に今週やった事を箇条書き。
先週同様、新作の制作がメインって感じですね。
今自分が読みたいお話を綴っている関係で、どうしても新作の執筆がメインになってしまう(苦笑)
とはいえ、没にする予定だったシーンの再投入を決めたり、紳士キャラをイメージして作った看板キャラが思いのほか放埓&脳筋キャラになっていたりと、当初考えていたものとは少しずつ内容が変化し出していて、あまりストレートに執筆は進んでいなかったり……。
でも正直、この感じが楽しいので全然OKです(笑)
最近、完全に自覚したのですが、私、いわゆるパンツァータイプ……、つまりはプロット等の計画表なしで書くタイプの物書きっぽいんですよね。
※「パンツァーって何?」という方は、こちらの漫画が非常にわかりやすく解説してくれているので、よければ読んでみてください。
自分の創作スタイルはパンツだった!描きながらストーリーを作る「パンツァー」と設計図を作ってから描く「プロッター」どちらに当てはまる? @togetter_jpより
たとえば、看板作である『Herec』にはプロットと呼べるプロットがありません。
「起:疎遠になっていた主人公達が再会する。承:バンド結成」ぐらいの簡単な箇条書きメモはあるけど、それだけ。
本編は16万字もあるくせに。
一応、このシーンの裏でこれがこうなって、こうなってるフラグはここで立てて、大きな転だけでは読み飽きてしまうから物語を二部制にわけて転にあたる箇所を複数作って……、みたいな細かい事はいろいろ考えてるんです。
ただ全部が完璧に組みあがった状態でお話を書こうとすると、その時点で飽きて書かなくなる自分がいるんですよね。
それでも、「小説を書くならやっぱりプロットを書くべき」という概念が自分の中にある。
実際、小説関連の教本にも「プロットを書く」という手順が多く記されていますしね。
ならば、やはりプロットを書くべきではないか。書けないのはまずいのではないか。
そのような思いから、実は昔からずっと、プロットを立てて小説を書く方法を模索してきました。
専門学生時代、小説の授業の講師から「プロットは70%ぐらいで書ければいい」と聞いた事があったので、それを参考にしてみた時代もあります。
これなら、自分みたいな人間でも書けるのではないかと思って。
けど、書いてみて気づいたんですよ。
70%も書いたらね、もうそれほとんど本編なんですよ!!!!(※当社比)
残りの30%なんて、小腹を満たすおやつにもなりませんわ!!
もっとしっかりガッツリ、お腹がいっぱいになる物を寄こしなさい!!!!(※個人の感想です)
と、そこまで思うようになってふと気づいたのですが、どうやら私、自分の小説を書きながら読んでいるようなんですよね。
実際、今着手してる新作も「大まかな起承転結はあるけど、細かいシーンは書きながら作ってるので、どんな風になるかわからない。だから、どんなシーンになるか楽しみ」という感覚で書き進めてます。
できあがるシーンを自分という読者が楽しみにしているから、ネタバレをしないためにプロットを書くのが嫌――、という事なんでしょうね、たぶん。
わがままか?
とはいえ、最近は「そういう書き方もアリかな?」とちょっと割り切り始めていたり。
プロットを書かないで書く方が書けるなら、それもいいかな、と。
書けないでまごついているよりは全然いい。
それに私自身の特徴として、「結末は先に考えておく」というものがあります。
これは、「物語は終わりを迎えて初めて完成する」という自分の信条から来ている書き方です。
おかげで、途中どれだけ話の筋がジクザクしようとも、迷走しすぎて迷子になりかけても、必ず用意した「終わり」に向かって話を軌道修正できる。
これだけはありがたい特徴だなと思ってます。
エタらずに済む(笑)
新作も話がジクザクとはしてきてますが、ちゃんと「終わり」は用意されているので、そこに向かって着実に進んでいるのは確かです。
このまま行ったら、8月には初稿が完成してそうだな。
そのあとに推敲と校正作業があるから、完成までにはもう少しかかりそうだけど。
と、今回はこんなところで。
来週もまた同じ時間に進捗報告を行う予定なので、よかったらお付き合いしてやってください。
それでは。
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