『第7回 TAMAコミ』出店レポート~マイクと感想の力は偉大~

※同文の記事を「物書きのためのSNS『We Novel Labo』」にも掲載しています。

以前に告知&報告をさせていだきました、そうさく系イベント『TAMAコミ』(正式名:第7回 TAMAコミ)に出店してきました~!


というわけで、今回はそのレポートとなります。


TAMAコミへの参加は2回目ですが、前回は創作仲間兼友人の絵師さんとコラボ出店をしたので、個人での出店はこれが初となりました。


というか、今の今まで、イベントといえば複数人で出てばかりで個人で出た事はなかったので、実質初の個人出店でした。

め、めちゃくちゃ緊張したんだぜ……(ドキドキ)


朝っぱらのやらかしの話~またはセブン◯レブンは神様だったって話~


さて、冒頭で語った通り、今回が実質人生初の個人出店となった勝哉。


前日はドキドキの絶頂で、「売れるかな」「いやでも今回は、会場にいらっしゃる知り合いの数も少ないし、売れない可能性も……」「あ~ん、せめて委託分だけでも売れて~~~~っ」「託された分だけでも売れて~~~~~っ」と寝る直前まで布団の中でゴロゴロしてました(笑)


荷物もちゃんと全部あるか何度も確認して、特にサーチケ(サークル参加者が入場する為に使うチケットの略称。これがないと、サークルスペースを設営する時間に会場に入れなくなる地獄が発生する)は念入りにある事を確認しました。


……だというのに、朝、電車に乗ったところで「忘れ物」をした事が発覚!!!!


しかも、忘れたのはなんと「販売物」!!!!


「アホかーーーーーーーー!?!?!?」と電車内で叫ぶところでした。

なんであんなに念入りに荷物を確認したのに、忘れ物を出す!? しかも、売り物を忘れるってアホも超ド級のアホやんけ!!!!!!


とはいえ、忘れた販売物がコピー本であった事が救いでした(涙)

データをスマホで確認する事ができる代物だったので、やろうと思えばコンビニで刷れる事が発覚。


超簡単に小冊子印刷ができることで有名なセブ◯イレブンさんが、専用のアプリさえ使えばデータ印刷可だったので、急いでアプリをいれてデータの準備をしました。

(この辺りでパニックになった自分を落ちつけるために現状をXでポストしてたら、ふぉろわっさんから「痺れますね!」と言われました。痺れるでしょ?(白目))


そうして会場最寄り駅に到着後に急いで会場近くのセ◯ンイレブンさんに走っていき、小数部だけ刷らせていただきました。


ありがとう、セブンイ◯ブン……。あなたに命を救われました……。


ちなみに、私の前に印刷機を使っている方がいたのですが、チラリと見えてしまった印刷物がどう見ても漫画のそれで、「もしや同志……!?」となりました。


仲間らしき人を見つけて、勝手にちょっとホッとしてしまったり(笑)


どんなに確認しても忘れちゃう時って、あるよね★

…………ね★


サークルアピールタイムに挑戦してみた話

そんな感じでどうにかやらかしを収め、売り子をしてくれる創作仲間とも合流し、会場入りをした勝哉。


なんとか開場前に設営も終え(刷ってきたコピー本は売り子くんに頼んでホッチキスしてもらいました。ありがとう、売り子くん……)、12時、ついにアナウンスと共にTAMAコミがスタート!


とはいえ、冒頭で語った通り、今回は知り合いがほぼいないなかでの参加だったので、この頃にはもう「売れたら御の字ってことで」という悟りを開いていました。


勝哉自身、「読書はしたい時にするもの」という考えの人間なので、サークルに来た人来た人に作品を売り込むつもりは一切なかったというのも、その悟りに達せた大きな理由だったように思います。


読みたいわけじゃないものを無理に買って読んでも体に悪いしね。

読書はやっぱり楽しみながらやるのが一番よ!


そんなわけでTAMAコミ開場後は、足を止めてくださる方々にはよっぽどじゃない限り軽く挨拶だけをして、あとは売り子くんと喋ってました(おい)


だって、ただ座ってるだけって疲れちゃうんだもん。

私のおしゃべりに付き合ってくれてありがとうね、売り子くん。


そんな「なるようになれー!」運営のサークルでしたが、それでも足を止めて作品を買ってくださる方々はいて嬉しかったです。


実際、エッセイ本と3冊あった新刊の内1冊が完売したのにはびっくりしました。


エッセイ本に至っては何人かの方に「これ、もうないんですか」って訊かれて、「すみません、今日分はもう……」と謝る感じになっちゃったので、今度イベント参加する時は多めに刷っていこうと思います。

本当、すみません……。


あと、「サークルアピールタイム」に参加した事も売れた理由として大きかったのかなぁ、と思ったり。


Q. サークルアピールタイムとは?

A. その名の通り、自分のサークルをアピールするタイムのこと。

 参加は希望制。

 参加すると、会場内にあるスクリーンに映し出される形で自分のサークルをアピール(紹介)できる。

 TAMAコミ特有のお時間。


アピールにはマイクを通して喋るので、会場全体に声が行き渡ることになり、正直とても恥ずかしい(こら)


前回参加した時もそうした諸々の理由でやらずに見送っていたのですが、その事がなんとなくずっと自分の中で残っていて、なので今回はもし出来たらやろうかなという気持ちでいました。

勇気がわいたらやろうかな、という感じ。


それに、ここで渋っていたら、一生自分は渋りっぱなしで一歩も前に進まないで終わるんじゃないかな、という漠然とした謎の予感もあって……。


結局、わいたのが勇気だったのか、それとも勢いだったのかはわからないのですが……、今回はどうにか参加する事に成功!


へったくそなアピールタイムでしたが、こころなしかアピール直後に来てくださった方がちょっと増えた気がしたので、やってみてよかったなぁと思いました。


あんまりSNSでの事前宣伝ができずにいた売り子くんの委託小説も、アピールタイム後に売れていったしね。

お買い上げ、ありがとうございますぅ……。


次回参加時も、勇気か勢いがわいたらやってみようと思います(笑)


感想をいただいた話

最後に、今回のTAMAコミ参加で嬉しかったエピソードをひとつ。


今回、色々な方に足を止めていただいたり、本を購入していただいたりとしたのですが、そのなかでも凄く嬉しかったのがお手紙で感想(しかも差し入れつき!)をいただけた事だったりします。


お手紙を出す側になった事はあるけど、まさか貰う側になる日が来るとは思っていませんでした。


しかも、よく見たら、感想をいただいた小説の主人公が好きな飲物の柄の封筒&レターだったんですけど……。

偶然? それとも狙ってやっていただいた……? ひぇ……。


お手紙自体は、お家に帰ってからじっくリ読ませていただきました。

感想自体はもちろん、自分がその小説を書く際にこめた些細な願いがしっかりと届いていたらしい事も判明して、ちょびっと泣いちゃました。


「もし」の思いでこめた願いでしたし、滅多に公言もしていなかったものだったので、それが実現する日が来るとは予想もしてなかったんだなぁ。


そのほかにも、以前別のイベントで作品をご購入くださったふぉろわっさんから読了報告もしていただき、本当にありがたいばかりです。


TAMAコミ会場内にてリアルタイムで読まれていたと知った時は、戦慄しましたが(震え声)


やっぱり、外に出て直接ご購入者様と顔をあわせて本を買っていただくのって素敵だなぁって思いました。

Webでの活動が悪いとは言わないのですが、Webばかりやっていると、ついつい上がらないランキングやPV(Views)数などを気にして心が萎れちゃう時があるので……。

イベントのような目に見える形でわかりやすく「結果」を感じられると、励みになります。


……とは言っても、ネットを通して全国各地へ簡単に自分の小説を届ける事ができるのがWeb活動のメリットだと思ってるので、いろんな読者様との出会えるチャンスが多いって考えるとやめられないんですけどね!


今後もWebで連載しつつ、イベントにも出店しながら創作を頑張っていきたいんだぜ!


以上、第7回 TAMAコミの出店レポートでした。


次回は、11/11(土)に開催予定のイベント「文学フリマ東京37」に出店する予定です。

こちらは私個人のサークルではなく、創作仲間達と組んでいる大所帯サークル「匣mnia」で出店します。


イベント詳細やサークルのお品書き等が出来次第、また告知をさせていただくと思いますので、その時はぜひよろしくしてやってください!

みちなり文庫

フリーライター・物書きである勝哉道花の活動拠点。 仕事や小説に関するお知らせが多めです。 お仕事のご依頼はTwitter(X)のDMにて受付中。 Twitterアカウントはプロフィールページに掲載。

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